アドラー思想があなたの人生を変える

1:アドラー思想との出会い

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 僕の名前は長谷川 雅一(はせがわ まさかず)。50代の普通のオジサンです。
 僕がアドラーの思想に出会ったのは2014年2月23日でした。忘れもしません。
 読書が大好きな僕は、書評などを見て「面白そうな本だ」と『嫌われる勇気』を何気なくアマゾンに注文しました。この本が僕にとって、とても特別な本になるなどとは、まったく想像もしないままに。
 そして届いた『嫌われる勇気』を、僕は普通に読み始めました。

 この本は全編が、「先生」と呼ばれる「哲学者」と「青年」の対話からなっています。
 アドラーの教えを説く哲学者と、その思想に異を唱える青年の激論が小説のように展開する、たいへん読みやすく理解しやすい構成です。
 僕は読み進めながら、しだいに「最後まで読むのがもったいない」と思うようになりました。
 この本が、あまりにも刺激的で、あまりにも面白かったからです。
 これほど面白い本に、今まで出会ったことがあっただろうか? と自分の読書体験を何度か振り返りましたが、思い当たる本がありません。『嫌われる勇気』に匹敵する本が思い浮かばない。それほどまでにこの本は「特別に」僕の心に響いたのです。

「もしかしたら、すごい本に出会ったのかもしれない」
 僕はそう思いました。

2:僕は地球の上でくつろいでいる

 今日、この文章を書いているのは、アドラー思想に出会ってほぼ半年後の2014年8月21日です。
 通常、どんなに感動的な本に出会ったとしても、半年もすれば、いや、ひと月もたたないうちに、その感動は薄れていくでしょう。
 ところがアドラー思想は別でした。
 僕の心にしっかりと根を下ろし、脳の歯車の中心的なパーツとして組み込まれたアドラー思想は、僕の日々の生活の一瞬々々に影響を及ぼし続けています。

 今や『嫌われる勇気』は僕のバイブルです。
 現在12回目の通読をしている最中ですが、最近は「1日20ページ」とペースを決めて、何度もかみしめるように読み続けています。
 読書歴約50年、購入した本は1万冊を超える僕ですが、こんなに何度も読み返したくなる本に出会ったのは、生まれて初めてのことです。

 アドラー思想に出会ってからの僕は、ただただ「心地よい日々」を過ごしています。
 それ以前はどうだったかと言えば、ガチガチの鎧(よろい)に身を固め、剣を持って僕は戦っていました。
 誰と?
 今となっては、よくわからないのですが(笑)、僕はおそらく、すべての人、物、事と戦っていたのだと思います。心の中で「オレは間違っていない」などと叫びながら。

『嫌われる勇気』を1回通読し、僕はすぐに、重要だと思われる部分を書き抜きながら再読しました。何日かかけて、じっくりと。
 再読と書き抜きが終わって気がつけば、そこには鎧を脱ぎ剣を置き、地球の上でくつろいでいる自分がいたのです。
 以来、半年間、あの不幸で苦しかった日々は消え、ただ幸福で心地よい日々を送ることができています。
 ただ幸福感に包まれているだけでなく、あらゆることを建設的に考え、正面から取り組むことができるようにもなりました。
 この感覚を説明するのは簡単ではありませんが、
「自分を遮(さえぎ)るものが何もない」という表現が近いのかな、と思います。

3:アドラー思想の実践は難しい

『嫌われる勇気』を読んで、僕の人生は大きく変わりました。
 人生における様々な「複雑な問題」に悩んでいた自分の心は解きほぐされ、まさに「シンプル」な状態になりました。

 僕は、ネット上でメールマガジン、YouTube、ツイキャスなどにコミュニティを持っています。
『嫌われる勇気』に強く影響を受けた僕は、さっそく、それぞれのコミュニティで『嫌われる勇気』を紹介し始めました。
 僕は、投資や起業の教室をやっているのですが、教室の生徒さんにもこの本をお薦めしました。もちろん友人や知り合いにも。(押しつけにならないよう配慮しながら。)

 この本をお薦めした方々に、僕は、できるだけ読後の感想を尋ねるようにしています。
 僕自身はこの本に、人生が根底から覆されるような大きな影響を受けましたが、ほかの人はどうなんだろう、という興味があるからです。
 僕は、読んだ人から「素晴らしい本でした。大いに参考になった」という肯定的な言葉が聞かれるのではないかと想像していました。中には、僕と同じように「人生が変わった」という感想もあるのではないかと。

 ところが、実際にはそうではありませんでした。
 実際の感想には、次のようなものが多かったのです。

「難しい本ですね。よくわかりません」
「自分は青年の感覚です。青年の意見の方が正しいと思えてしまいます。先生(哲学者)の感覚にはなれません」
「内容が厳しすぎます。責められているような感じがして読むのが辛くなりました」
「哲学者のように考えられればよいのでしょうが、自分には無理です」

 ...結局、残念なことに、僕が期待した「素晴らしい本だった。人生が変わった」という感想は、今のところ、まだ、どなたからも聞けていません。(試しにネット上で検索してみました。批判的な意見もありましたが、それよりはむしろ「この本を読んで人生が変わった」というような高評価が圧倒的に多い印象でした。)

4:このサイトの目的

 このサイトでは、前述のような「アドラー思想を実践する難しさ」にも注目しながら、どのようにしたらアドラー思想を人生に(日々の生活に)取り入れ、幸福を実感できるようになるのかを考えてみたいと思います。

 また、「人生が変わった」と感じている自分自身についても、いったい何が変わって、何が変わっていないのか、理想の自分の姿とは、どのようなものなのか、自分になぜアドラーの思想が響いたのか、といったことを問いかけ、考えてみたいと思います。

筆者の自己紹介

長谷川 雅一(はせがわ まさかず)
株式会社プレコオンライン 代表取締役社長